先日、本屋で買い物中、突然激しいめまいと吐き気に襲われ、一瞬意識を失い転倒するという怖い出来事がありました。
以前から、台風など気圧の変化が激しいときにめまいの症状が出ることはあったものの、少しじっとしていれば治まる程度のものでした。
今回初めて立っていられないほどの激しいめまいを体験し、何かの病気なのかとさすがに不安になったので病院で検査を実施。
幸い病気など大きな問題はありませんでしたが、受診時はすでにめまいの症状がなくなっていたこともあり、転倒時のめまいのはっきりした原因は不明・・・
医師の推測では、もしかしたら転倒当日肩に背負っていたリュックが原因かもとのこと・・・?
倒れたときの状況
倒れた当日は特に体調が悪いということもなく、睡眠や食事も摂り、普段どおり買い物をしていました。
本屋のレジで会計中、突然めまいと吐き気が襲来。
めまいが起こることは以前にもあったので、そのときはめまいよりも吐き気に危機感を覚え、「あ、吐きそう・・・」と目を閉じたら、次に目を開けたときにはもう床に横になっていました。
倒れた瞬間の記憶はありませんでした。
寝起きのような感じで今どこにいるのか最初わからなくて、「大丈夫ですか」という店員さんの声が聞こえ、だんだん視界が晴れて本屋の店名が目に入り、本屋でめまいが起きて倒れたんだなということを自覚。
全身力が入りにくい感じがあったものの、自力で身体を起こすことはできました。
めまいは続いていたけれど、倒れる前に感じていたほどではありませんでした。
ただ、右側の耳が、水が詰まったときのような閉塞感がありました。
店員さんが救護の係の人を呼んでくれていたので、その場で座ったまま待ちました。
だんだん後頭部のあたりに痛みが・・・触ってみたらぶよぶよのたんこぶが・・・。
首も強張っていて、どうやら倒れたときに頭を打ったらしいと自覚。
倒れたときは、頭を打った痛みはまったく感じていませんでした。
救護の人が車椅子を用意して迎えに来てくれてから救護室に運ばれるまでの間、めまいと吐き気はずっと続いていて、合計3回嘔吐。
救急車を呼ぶかどうか尋ねられたけど、めまいは治まってきていたし、手足がしびれたりろれつが回らなかったりなどということもなかったので、救護室のベッドで1時間ほど休ませてもらい、症状が治まってから歩いて帰宅しました。
翌日、脳神経外科を受診
今までめまいが起きたくらいでは病院行くほどでもないなと思っていたけれど、倒れるほどのめまいはさすがに怖いし、頭を打ったこともあって、脳に異常がないか調べてもらうため、翌日脳神経外科に行きました。
問診とたんこぶを触診され、人生初のMRI検査を受けることに・・・。
MRI検査は恐怖の10分間だった
MRI検査という名前は介護の仕事でよく耳にしていたし、どういうものかも医療ドラマなどで見たことはあったけれど、実際中で何をやっているのかまったくわからなかったので、とても不安に・・・。
「痛いことありますか?」
と思わず聞いてしまいました^^;
「痛くはないけど、音がものすごいです」
そう言われてとりあえず安心していたけど、音、想像以上にうるさかった・・・!
一応耳あてをしてくれていたのですが(少しでも気を紛らすためかオルゴールの音楽を流してくれていた)、機械の音が鳴ると音楽全然聞こえない!
頭蓋骨の中で道路工事してんのか!?ってくらいものすごい音で、バリエーションがこれまたすごく豊富・・・!
治まったと思ったらまた違う工事が始まって・・・もうほんと怖かった・・・
「気分が悪くなったりやめてほしくなったら押してくださいね」とブザーを手に持たされていたけど、力んだ勢いあまって押してしまいそうなくらいずっと握りしめていました。
実際に何分間検査していたのかわからないけれど、「10〜15分ほど入ります」と言われていたので、きっとそのくらい入っていたんでしょうね・・・
動いたら撮り直しになってしまうらしいです。(私の前に1人しかいなかったのにやたら時間が長かったのは、動いて撮り直したせいか・・・?)
介護の仕事で勤めていた施設でMRI検査を受けた入居者さんが
「棺桶に入れられたと思った!」
と言って泣きながら帰ってきたことがあったけど、この日初めてその意味を実感しました。
脳には異常なし!
怖い思いをしたおかげで私の脳みそは丸裸になり、再度診察室で脳の中身を見ながら診察。
脳にも脳内の血管にも、異常はありませんでした!
とりあえず一安心。
余談ですが、この日は何かまずいことになってしまっている患者さんが多かったのか、先生も「問題ない脳を見るの本当に嬉しい」というようなことをおっしゃってました^^;
めまいの原因も脳神経にはないことがわかり、原因究明のため次は耳鼻科を受診することに。
提携している耳鼻科を紹介してもらい、この日はすでに閉院している時間だったので、帰宅しWEBで翌日の診察を予約。
さらに翌日、耳鼻科を受診
耳鼻科では、まず診察室で、問診と目の動きのチェック、平衡感覚のチェックをされました。
双眼鏡みたいなものを両目に当てられ、左右上下に眼球を動かす。
その後、先生の手により頭をぶんぶんと揺さぶられつづけた後の眼球の動きをチェック。
通常の眼球の動きは問題なかったけれど、頭ぶんぶんのあとは少しふらふらしているのが自分でもわかりました。
平衡感覚のチェックは、立って両手を前に出し、目を瞑ってその場で足踏み50回。
目を開けたときほぼ同じ位置・同じ向きでいたので、これも問題なかったようです。
その後、耳の聞こえをチェックするための検査を受けました。
健康診断などで受ける、ヘッドホンをして音が聞こえたらボタンを押すやつ。
普通の検査の他に、反対の耳に雑音を流しながら、検査する耳の後ろの骨から音がちゃんと聞こえるかという検査もありました。
これもたぶんちゃんと聞こえていたはず。
検査の結果、耳の聞こえも異常なし。
何か病気だったり、耳に異常があるわけではないとのことでした。
原因はおそらく内耳の疲労
結局のところ、めまいの原因は何だったの・・・?という感じなのですが、受診の時点でめまいの症状はなかったので、検査にもどこにも異常が出ず、はっきりした原因は不明のまま・・・。
検査で異常がないということや、問診の内容から、
「一時的に内耳の状態が悪くなってめまいが起こったのではないか」
との推測をいただきました。
内耳というのは耳の奥にある器官で音の聴こえや平衡感覚を司っていて、とても繊細なのだそう。
肩こりなどで血流が悪くなるだけでも、内耳の働きが悪くなってめまいや吐き気が起こることもある、と。
それを聞いて、すごく思い当たる節がある・・・。
激しいめまいを感じる前、買い物中だった私は、パソコンやらiPadやらキーボードやら本やらをぎゅうぎゅうに詰めたリュックを2時間以上背負っていて、「肩痛いな〜」と思っていたのでした・・・。
耳の中の血流を良くする薬もあるので1週間試してみる?とのお話もいただきましたが、
- なるべく重いものを肩にかけない
- ずっと同じ姿勢でいない
ということを意識しておけばある程度予防できるはずということだったので、とりあえず薬は飲まずに様子を見ることにしました。
肩環境を守るために
これまでPCなど入れるリュックやバックパック+iPhoneやiPad miniを入れるミニショルダーやサコッシュという編成で荷物の持ち運びをしていたけど、肩の血行を悪くしないように、PC類は背負うのはやめた方がいいのかもしれません。
でも、もうそうなると、キャリーバッグしか選択肢が残っていないような・・・。
あとは、なるべく荷物を軽量化させる方向で考えてみたいと思います。
何はともあれ、病気じゃなかったのは本当に良かった・・・。